カブトムシが蛹になる前に土から出てきたよ!なんで?
上記のお悩みを解決します。
- 5月中旬にカブトムシ幼虫が土から出てきたときの対処法・予防法(前蛹(ぜんよう)になる前くらいの3令幼虫)
- カブトムシ育成1年目の私が試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいます
- カブトムシを育成されている方
それでは本題に入ります。
本記事はカブトムシの幼虫の写真を多用しています。
苦手な方は、ご覧になることをおやめになることをオススメします。
カブトムシ育成1年目のド素人のときに公開した記事です。
個人的に試行錯誤をしながら育成をしているので、必ずしも正しいとは限りません。
その旨をご了承ください。
- 虫が大の苦手なのに、カブトムシ育成歴3年目突入したリーマン。
- 2年目までは失敗に続く失敗・・・。蛹のところで断念。
- 3年目の夏にやっとの思いで羽化させることに成功!
やっと、触れるようになってきました笑
2024年度も産卵セットを作って活動開始!
出てきたらどうする?対策法①
結論です。
別の虫かごを用意して、土から出てきた1匹だけを引っ越ししました。
ホームセンターで土を買ってきました。
土を敷いてから、カブトムシの幼虫を横にします。
全体的に黄色っぽくなってきています。
前蛹(ぜんよう)に近づいてきているのか
土から出てくるくらいなので、放っておいても土に潜ると考えました。
しかし、横になったままだったので上から土を振りかけることにしました。
霧吹きで適度に水分をあげながら様子を見守ります。
しかし、翌朝には土の中から出てきているのを発見しました。
何がいけないんだ・・・?
適度な水分がある✕広いスペースもある・・・。
土が発酵して熱くなっていることも考えましたが、触ってみても普通の温度です。
何らかの理由で、カブトムシ自身が蛹室を作ることができなくなっていることには間違いありません。
理由が分からない以上、ひとまずは見守ることにしました。
土の上で前蛹になった場合は、人工蛹室に移すことにします。
出てきたらどうする?対策法②
引っ越しをした前蛹になりかけの個体ですが、土の上で2日間固まったままです。
お尻だけ土のくぼみに腰を掛けている感じです。
このままでは、土の上で前蛹になりそうだな
人工蛹室を作ることを決めました。
クリアファイルで人工蛹室を作りました。
参考にさせていただいたサイトは『クリアホルダーでカブトムシの人工蛹室』です。
クリアファイルを選んだ理由は、サナギの状態を外から観察したいからです。
土を敷いた上に人工蛹室を立てます。
そのあとに霧吹きをして、土全体を湿らせました。
クリアファイルで作成した人工蛹室に幼虫を移し替えました。
人工蛹室 注意点
サイズ違いの人工蛹室は、最低でも3つは用意しておくべきだと実感しました。
カブトムシの幼虫を人工蛹室に入れてみると、蛹室が大きすぎました。
横から見ると、幼虫が倒れていました。
一回り小さいサイズの人工蛹室も作っていたので、そちらに移し替えると安定しました。
サイズ違いの人工蛹室を3つ用意しておいて、サイズが合わなければすぐに対応できるようにしておくことをオススメします。
翌日、仕事からかえってくると人工蛹室が倒れていました・・・。
前蛹になる前の段階なので、ビッタンバッタン動いています。
後日、この幼虫はお亡くなりになりました。
人工蛹室に入れるタイミングが早かった可能性があります。
人工蛹室をちゃんと固定していなかったので、倒れてしまいました。
幼虫が動いても、人工蛹室が倒れることがないように土でしっかりと固めました。
人工蛹室に移行後に亡くなった
人工蛹室にカブトムシの幼虫を移して、1週間後に幼虫が亡くなりました。
考えられる原因は、下記の2点です。
- 触りすぎた
- 人工蛹室に移すのが早すぎた
明らかに、私の『人為的ミス』です。
カブトムシの幼虫が目に見えて、黒くなっていきました。
申し訳ない気持ちでいっぱいになり、とても辛いです。
幼虫が土の上で腰かけている状態だったので、そこで蛹化するのを待っておけばよかったです。
今回のように、5~6月ころに土の上に出てきた幼虫は”放っておく”ことがイチバンだと感じました。
土の中には、まだ3匹の幼虫がいるので孵化を待ちたいと考えます。
蛹になる前に出てくる理由
結論です。
蛹になる前に出てくる理由は3つ考えられます。
- 水分不足
- 水分過多
- 蛹室を作る場所がない
私のカブトムシ幼虫も5月中旬に、土から出てきていました。
今回、土から出てきた理由は『水分不足✕蛹室を作る場所がない』からだと考えています。
同じ虫かご内には、他にカブトムシの幼虫が4匹います。
虫かごのサイズから考えて、4匹飼うのは厳しかったと今更ながらに痛感。
今回、土から出てきたカブトムシは4匹のうちの1匹だけです。
おそらくは、この子だけ蛹室を作るスペースが無かったのかな?と推測しました。
軍手(体温を伝えないために必須)をして持ってみると、ウ~ネ!ウネ!動きます。
元気はあるみたいだな
出てこないようにするには?予防法
幼虫が土から出てこないようにする予防法を自分なりに考えてみました。
- 霧吹きで適度な水分
- 幼虫の数に応じた虫かごのサイズ
簡単に解説をします。
霧吹きで適度な水分
土に霧吹きで適度に水分を与えることが大事だと考えます。
今までは恥ずかしながら、水分管理はいい加減でした。
気が向いたときに、長男が霧吹きで水をかける程度です。
目で見て分かるくらいに土がボコボコになって乾燥していました。
幼虫の数に応じた虫かごのサイズ
カブトムシの幼虫の数に対して、大きめサイズの虫かごを使うことが大事だと考えました。
今回、使用していた虫かごのサイズは『LL』です。
『LL』で4匹のカブトムシの幼虫を飼育していました。
しかし、1匹だけ土から出てきたことを考えると狭かったのかな?と感じました。
(幼虫同士の距離が近すぎて蛹室が干渉し合うなんてこともあるのかな?)
もしかして、カブトムシの幼虫が蛹室づくりに失敗したときに土の上に出てくるのか?
以上の経験から、虫かごのサイズは『LL』で3匹が妥当だと考えます。
まとめ
私は生まれて初めて、卵からカブトムシを育成中です。
当然のことながら分からないことだらけなので、試行錯誤をしながら育成をしています。
正直に言って、今回の対策も100%正しいのか?と言われると分かりません。
お引越しをしたカブトムシが無事に成虫になってくれることを心より祈っています。
カブトムシの育成は、『驚き・悲しみ・嬉しさ』の連続です。以上です。
その後・・・さなぎは・・・(涙)